溝の口は住民税が高い?安い?
- 2017/6/20
- 地域情報
渋谷まで特急で13分、駅前のショッピンスポットも充実している割に家賃が手頃で注目したい街『溝の口』。暮らすとしたら、住民税が高くないかちょっと気になります。『溝の口』の住民税についてお話しましょう。
■『溝の口』の住民税はどう決まるの?
住民税は、自治体単位で少しずつ違っています。
『溝の口』は東急溝の口駅・JR 武蔵溝ノ口駅利用のエリアで、自治体としては、神奈川県川崎市の管轄に含まれます。
住民税は、課税対象所得や家族構成によって変わり、県民税と市民税を支払います。
『溝の口』エリアの場合は、神奈川県の県民税と、川崎市の市民税ということですね。
住民税は、課税対象所得(条件によって控除額あり)に税率をかけて計算する①『所得割』と自治体ごとに決められた②『均等割』を合計して、納付額が決まります。
以下、平成29年度の市民税・県民税について、川崎市公式サイトを参考にまとめてみます。
■実際の計算方法について
①所得割の計算
・『市民税』課税所得×6%(税率)…(1)
・『県民税』課税所得×4.025%(税率)…(2)
*課税所得が200万円を超える場合、家族の状況によって設定されている調整控除額を差し引きます。(調整控除の表を参照:http://www.city.kawasaki.jp/230/page/0000017222.html)
『調整控除額-(課税対象所得-200万円)』で計算した額に『市民税分』3%、『県民税分』2%をかけた額をはじめに計算した(1)、(2)から差し引くことができます。
ただし、『調整控除額-(課税対象所得-200万円)』が5万円を下回るときは一律5万円で計算されます。
②均等割
『市民税』均等割額…3,500円
『県民税』均等割額…1,800円
年税額は、①で算出された額+②の均等割を合計した額になります。
■実際のモデルケースでは?
サラリーマンの場合には給与所得の計算表に当てはめ、人的な控除を行いますから、家族構成や年齢、家族の収入によって、同じ収入でもケースごとに住民税額は変わってきます。
(参考)川崎市公式サイト 給与所得の計算表
http://www.city.kawasaki.jp/230/page/0000017171.html
(例)
・夫婦ともに43歳、子供2人17歳と11歳(妻子は所得なし)
・前年の給与収入金額 763.3万円
・前年の社会保険料 77.05万円
・前年中の生命保険支払額 30万円
この条件を当てはめて計算した場合、年間の税額は『38.76万円』となります。
ちなみにファミリー層に人気の武蔵小杉も、同じ神奈川県川崎市ですから、住民税のけいさん方法は同じです。
横浜は、市民税の均等割が4,400円と若干高く、東京では都民税の均等割が1,500円と若干やすくなっています。
(参考)川崎市公式サイト 市民税・県民税の計算例