礼金が1~2ヶ月とは?
- 2018/5/29
- 敷金・礼金
地域によって違いがありますが、首都圏では「敷金2ヶ月と礼金1~2ヶ月」が主な傾向にあるかと思います。アパートやマンションを借りる時は初期費用などのお金が多くかかります。どうして礼金は1~2ヶ月分請求されるものがあるのでしょうか。
■礼金1~2ヶ月
礼金の支払いは昔からの慣習で、今でも続いているといいますが、なぜ礼金を払うものがあるかは簡単に言うと良い物件で借り手がすぐ見つかり、払ってもよいという入居者がいることにあります。アパートやマンションに空きが少なくなるなどの時も礼金などがかかる傾向があるようです。礼金2ヶ月というのは新しい物件ほど多くなり、古い物件になると1ヶ月と短くなっていくことが見られます。また、大家さんにして見れば、部屋を借りる前や借りた後、クリーニングやリフォーム等で修繕費用がかかったりしますので、礼金をそれに当てられるケースもあるのではないでしょうか。
■敷金や礼金は地域によって違ってくる?
【北海道】
・敷金:1~2ヶ月
・礼金:なし
【東北地方】
・敷金:2ヶ月
・礼金:0~1ヶ月
【首都圏】
・敷金:2ヶ月
・礼金:1~2ヶ月
【東海地方】
・敷金:2~3ヶ月
・礼金:1~3ヶ月
【近畿圏】
・敷金:3~6ヶ月
・礼金:なし
【中国地方】
・敷金:3~4ヶ月
・礼金:なし
【九州地方】
・敷金:3~4ヶ月
・礼金:なし
数値は各地域の平均を示しています。こうやって見ると地域によって差があることがわかります。関西方面では敷引きという制度があり、敷金や礼金に当たるようなものもあります。礼金がでない物件であっても他に鍵交換代金、メンテナンス代金などの別の費用がかかる場合もあります。
■駅からの距離がある物件、敷金や礼金がなしの物件はどうか?
最寄り駅からの距離も敷金や礼金が関係してきます。駅から距離が遠くなるにつれて礼金が少なくなる物件の割合が多くなります。最近は、敷金や礼金がゼロ円などの物件もあるようですが、礼金などがなしの場合は賃料が高めに設定されていることもあります。長く住み続けるのであれば、トータルコスト的に敷金や礼金があった方が安くなることもあります。
■まとめ
敷金や礼金は地域によって異なります。敷金や礼金がなしの物件とありの物件のトータルコストを計算して、短期で生活するのか長期で生活するのか考えていくとよいでしょう。礼金が1~2ヶ月は、人によって高いや安いがあるでしょう。自分自身の価値観と照らし合わせ、払ってもよい物件なのかを決めた方がいいのかもしれません。不動産会社の人と納得がいくまで相談することをお勧めします。