初期費用から礼金の値引きって可能なの⁉
- 2018/6/14
- 敷金・礼金
就学や進学などで新生活の場所を見つけ、その拠点としてアパートやマンションを不動産会社を媒介して契約する際、敷金や礼金で予算超過をしないか心配する人だっていらっしゃる事でしょう。そこで賃貸物件を借りる際に発生する初期費用の中から、礼金の値引きが可能かどうか見ていきましょう
■そもそも礼金って必要なの
礼金が生まれた理由については諸説ありますが、戦後住宅不足のころ、家を貸してくれた大家さんへ、家賃とは別にお礼として渡していた金銭、これが礼金のルーツといわれています。現代においても根強く残っている商慣習の一つと捉えてください。
なので、現代的な感覚からすれば不要じゃないかという意見も当然出てくるのですが、初期費用として前家賃が設定されていない賃貸物件等は、大家さんが礼金を前家賃代わりの補償金として扱うこともあるため、基本的には必要な初期費用であるといえます。
■礼金の値引きは出来るのか?
結論からいうと、できる場合もあるということになります。礼金の相場は基本的に家賃の1~2か月分程度ですが、賃貸物件を契約する上で敷金共々、この礼金が高額になってしまい、引っ越しをしたくても敷金と礼金が高くついてしまうことは決して珍しい話ではありません。
礼金を抑えたいのならば、敷金・礼金を0円の物件を狙った方が手っ取り早いのですが、それでも物件が見つからない場合、礼金そのものを値引けないものかと考えてしまうことは、すごく自然な考えといえるでしょう。もちろん必ずしもうまくいくとは限りませんが、不動産会社のスタッフと相談してみるだけでも、値引きが出来るきっかけが生まれる場合もあります。
値引き交渉する相手は、基本的に大家さんですが大家さんがいない時だってありますので、連絡を取りやすいという意味でも不動産会社のスタッフに介入してもらい、大家さんとの交渉をお願いしてもらう手もあります。尚、値引き交渉がしやすい物件は、以下の通りです。
◎礼金が相場より高めに設定されている
礼金が高めに設定され、同じ地域の物件の相場と比べておくと値引き交渉がしやすくなります。
◎敬遠されがちな物件
駅が遠くて向きは北向き、フロアが1階であること、建物の築年数が周りの建物と比べて古く、不人気エリアが敬遠されがちな物件の典型的な例とされています。ちなみに、これらの要因で入居者が0の物件も存在します。
◎その他
引っ越しシーズンのオフシーズンとなるのが、6~8月です。この時期に関していうならば、6月は梅雨のシーズンであり、7~8月は夏の日が続く事から引っ越しの需要はオフシーズンという位置づけとされています。
■まとめ
賃貸物件を借りるときに払う礼金も、大家さんへ感謝のしるしとして払うお金なのだと知ることが出来、その歴史は互助の意味合いもありました。ですが、大家さんや不動産会社との交渉次第で敷金と礼金、家賃の値引きも可能であるという事を覚えておいた方がいいでしょう。
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