賃貸契約時なるべくなら敷金などの初期費用を抑えて分割支払いにしたい
- 2018/5/16
- 敷金・礼金
賃貸物件を借りるとなると一番気になるのが、敷金や礼金などの前家賃の支払いではないでしょうか。敷金やそのほかの初期費用の支払いに、分割払いはできるのでしょうか。
■敷金とは何でしょうか?
敷金とは、賃貸期間が満了して退去時に部屋の修繕などの費用に使われます。部屋を綺麗に使い汚れや破損などがない場合や家賃の滞納がない場合などは、返金されます。預けておく形なので、保証金としてとらえた方がわかりやすいかもしれません。
■関東圏で見た場合、賃貸契約の敷金の相場はいくら位なのでしょうか。
関東圏で見た一般的な敷金は家賃の1~3ヶ月分となります。以前は家賃2ヶ月の敷金を請求されることが多かったのですが、現在では敷金は家賃1カ月分の物件が多い現状です。最近では敷金不要の「通称ゼロ」物件も増えています。
ついで礼金は、1ヶ月分が一般的です。礼金も敷金も不要のダブルゼロ物件なども出てきています。
■初期費用はいくらくらいかかる?分割での支払いはできるのでしょうか?
敷金や礼金が無いに越したことはないのですが、初期費用の一般的な金額は家賃の4~5ヶ月分と考えておいて間違いないでしょう。家賃の4~5ヶ月分となると簡単に用意できる金額ではないので、分割ができれば、分割やリボ払いで支払いたいと思うのが自然な考えではないでしょうか。全額は無理でも初期費用をカードで分割支払い可能な物件もありますので、分割支払いの可否を不動産会社に相談してみるのも良いかもしれません。
最近では、カード利用の需要に伴い各種カードでの支払いができる不動産会社が増えています。カードでの支払いが可能な物件や不動産会社であれば、支払いを分割やリボリビング支払いに対応可能かと思われますし初期費用で手持ちの現金がさみしくなることも防げ引っ越しなどの諸費用に回せます。
■敷金や礼金無しのメリットとデメリット
メリットは、初期費用を抑えることができる。デメリットは、空室を埋める目的で家賃が相場より高いことに加えて、退去時の修繕費が多い場合に負担も大きくなります。
生活しているうえで気を付けていても壁を汚してしまったり床に傷をつけてしまうなど修繕費が必要な場合は、10万円を超える修繕費の請求もあると耳にします。このような場合を想定すると賃貸物件を借りる前に不動産会社と詳細に相談する必要があります。借りたい場所や治安などの条件により人気の物件や生活スタイルに合わせた様々な契約形態がありまので、信頼のできる不動産会社選びから始めてみてはいかがでしょうか。