溝の口で愛されている祭り「高津区民祭」の起源と現在

高津区民祭りの起源
高津区民祭の始まりは、昭和49年に高津区内の高津小学校の校庭で行われた盆踊りがきっかけとなったようです。
昭和50年には、大山街道を使用して行われたのですが、その理由としては、交通安全や火事に対しての啓蒙の為だったようです。
盆踊りだった前年とは違い、仮装パレードなどが行われました。


これを機に名称が正式に「高津区民祭」になりました。
この当時大山街道を封鎖し祭りを行うなど考えられませんでしたが、関係者が尽力し警察や関係各所の協力を取り付けたことで実現したようです。
この高津区の「高津区民祭」が誕生したことで、川崎市内の他の6区にも同じような区民祭が生まれました。
川崎市のこのような祭りは、「高津区民祭」が発祥だといわれています。

高津区民祭りに対する人々の思い
「高津区民祭」に対する人々の思いには強いものがあり、それも歴史ある大山街道で続けていきたいというものです。
メイン会場の大山街道は、丹沢の大山詣りの道として知られており、大山山頂の阿夫利神社は雨乞いの信仰を集めています。
江戸時代には、五穀豊穣や商売繁盛を願う人々で賑わってきた歴史があります。
相模川でとれた鮎や秦野の煙草などは、この大山街道を通り江戸の街へと運ばれていました。
大山街道の商人達は江戸後期から、製造業と卸・仲買いを営むなどして、繁栄してきたという歴史もあり、人々はこの大山街道で祭りを行うことをとても大切にしています。
現在ではこの「高津区民祭」を行う目的で誕生した団体などが数多くあり、「高津区民祭」の祭りを終わらせてしまうという事は、高津区に住んでいる人々の繋がりや絆が消えてしまう事と同じ意味といっても過言ではないほど重要な意味を持つ祭りなのです。

高津区民祭りの現在
こうした高津区の人々の強い思い出続いてきた「高津区民祭」ですが、現在では川崎市の5大祭りに数えられるようになりました。
消防などからも指定催しになり、高津小学校の校庭で行われていたものが、さらに会場が拡大され行われるようになりました。
現在も残る地域の団体や地元の人々すべて関わりあえる気軽なお祭りとして、愛され続けています。
パレードも様々な種類に発展を遂げ、オープニングパレードに始まり、学生たちが多く登場する音楽パレード、町の文化の発展を願い個性的なバラエティパレード、神輿が登場するお神輿関連パレード、万灯の明かりがとても美しい万灯パレードなどが行われております。

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