敷金なしの物件の退去時の負担は?
- 2018/1/12
- 敷金・礼金
現在敷金なしの物件は増加傾向!!
物件などを契約した際に発生する初期費用。初期費用の中身ですが、一般的に敷金、礼金、前家賃、仲介手数料、火災保険料などです。この中で、敷金と礼金の無い物件が増加傾向にあるようです。
その理由としまして、敷金や礼金がどういったお金なのか理解していない方が多く、退去時などに返還を求めてトラブルになることが多いです。
敷金と礼金を混同している方も多いようですし、不動産会社などもそういったトラブルを避ける傾向にあり、敷金と礼金を無くしているようです。しかし、大家さんの意向で敷金や礼金がある物件も、まだまだ数多く存在しています。
敷金や礼金はどんなお金?
敷金は、家賃などの債務の担保として一時的に預けておくお金のことです。お部屋の原状回復費用などにも使われます。
家賃の未払いやお部屋の原状回復の必要がない場合は、原則全額返還されるお金です。しかし、原状回復の解釈などをめぐりトラブルになっています。礼金は、お部屋を貸してくれた大家さんにお礼の気持ちを込めて渡すお金で、昔の慣習が現在に残っているだけで、礼金に関しては現在必要ないお金です。
敷金がない物件の退去時の負担
敷金がない物件の退去時にかかる負担は、物件ごとに異なります。多くの場合、退去時の原状回復費用やクリーニング代が定額で掛かります。いくらぐらい掛かるのかというのも、物件ごとに異なります。契約書などに明記されているので、しっかり確認しましょう。
敷金や礼金がない物件のメリット
敷金や礼金がない物件の最大のメリットは、初期費用を抑えることが出来る点です。敷金や礼金で掛かる費用は物件ごとで異なりますが、一般的に家賃の1ヶ月~3ヶ月分かかります。
敷金と礼金が両方あり、3ヶ月分必要になるとかなりの金額になってしまいます。この金額が掛からないとなれば、かなり初期費用は低く抑えることが出来ます。初期費用を抑えたい方は、敷金礼金が必要無い物件を探すことをおすすめします。
そして、敷金が無いということで退去時のトラブルを避ける事が出来ます。これに関しては物件を貸す側も借りる側も双方のメリットです。返還トラブルは、訴訟になることもあり時間も不要な労力も使わなければいけません。初めから退去時の原状回復費用やクリーニング代などが明記されていれば、分かりやすいですしトラブルになりません。
こういったことなども踏まえると、敷金不要の物件を選ぶことをおすすめ致します。敷金がある場合は、その敷金が退去時にどのように取り扱われるのか、しっかり確認したうえで契約を行いましょう。