賃貸物件② ~礼金0のデメリットって?~
- 2018/8/15
- 敷金・礼金
前回、「賃貸物件① ~礼金問題失敗しない部屋探し~」について礼金について話し、礼金の由来や支払いのタイミングなどについてご紹介してきました。礼金は必ずしも支払わなくていいお金だということが理解出来ましたでしょうか。では逆に、礼金を支払わなかったらデメリットはあるのでしょうか? みていきましょう。
■何故、礼金ゼロ物件が存在するのか
礼金ゼロと聞くと、割引された感じでお得!という風に感じますが、実は違うのです。礼金が0円である分、他の賃料が高かったり、周りの治安が悪かったりなどお得ではない状況の物件があります。入居してから後悔しないためにも、以下の注意点を読んだ上で物件探しをしましょう。
■礼金がゼロである注意点
注意点①:他の費用が掛かる場合がある
礼金が0円でも、本来なら家主が負担するべき鍵交換代を借主が負担しなければならない。またはルームクリーニング代が必要であるなど、他の費用が掛かる場合があります。せっかく礼金0で引っ越し代金を節約できたと思っても、他に費用が掛かってはお得なのかわからないですよね。
注意点②:退去する時に多くの費用が掛かる
通常、日常生活で起きた壁の汚れや傷の修繕費やクリーニング代は家主の負担になりますが、礼金ゼロ物件の中には借主が退去する際に修理費・クリーニング代を全額、自分自身で支払わなければならない場合があります。入居時は礼金ゼロで安くても、退去する際の費用が多くなると結局礼金を支払うのと変わらない場合や、時には礼金よりも高くなることも考えられます。
注意点③:短期退去で違約金が発生する可能性がある
1年未満の短期で立ち退くと、家賃の数か月分を支払わなければならないなど、違約金が発生することがあります。1年以上住む予定ならば心配ありませんが、短い期間で引っ越す可能性があるのならば短期解約による違約金に要注意です。違約金については契約書に係れていますので、必ず確認しておきましょう。
注意点④:相場より家賃が高い
礼金を0円にする代わりに、家賃をその時の時価よりも高めにしている場合があります。その時の時価の値段よりも10,000円高かったとしたら、条件が同じ物件を比べると、年間120,000円も多く家賃を支払うことになります。5,000円の場合でも年間60,000円です。相場は変動しますし、明確な相場はわかりにくいものですが、この条件の物件で、この家賃は高いなと感じた場合は、礼金0円と比較してどちらが得かよく調べてから契約しましょう。
注意点⑤:住環境が悪い
人気が無い物件の空室を埋めるために、礼金を0円にしている場合があります。駅から離れている、線路や幹線道路に近く騒音がうるさい、建物が古くなっている、エレベーターがなく高層階も階段で登らなければならない、外に街灯がほとんど点いていなく、夜道が暗い、といった住環境の悪さが礼金ゼロの理由として考えられます。他には生活時間が不規則な水商売の量がわりに使われていることから、そうでない職業の入居している人が少ないところもあります。
注意点⑥:家賃滞納時の対応が厳しい
礼金ゼロ物件の中には、家賃を滞納した時の対応が通所お寄りも厳しくされる場合があります。普通は、家賃滞納時の担保として敷金を支払うのですが、敷金が無い分、家賃滞納時の取り立てを厳しくされることやかなり厳しいところだと、鍵を付け替えられることもあります。
家賃の滞納は借主側に非があるものの、うっかり振り込むのを忘れた場合、入院などで家賃の支払いが遅れることもあるかと思います。そうした時は早めに事情を説明してトラブルにならないように注意しましょう。
■まとめ
礼金がゼロでラッキーと思う反面デメリットもあることがお分かり頂けましたでしょうか。今回紹介したように、礼金ゼロ全てが悪い物件というわけではございません。良い住環境でベストな部屋で礼金ゼロの物件もありますので、お部屋探しの時間が許すのであれば、じっくり探してみてもいいでしょう。
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