敷金や礼金に更新料ってどんなお金?
- 2017/12/26
- 敷金・礼金
賃貸契約時に必要になるお金
賃貸契約時に必要なお金は、主に敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料などです。
敷金は大家さんや不動産会社に預けるお金のことで、家賃の未払いや、部屋の現状回復を行うために使われるお金です。契約内容にもよりますが、特に物件の仕様に問題が無ければ、原則契約終了後に返還されるお金です。礼金は昔からの慣習が残っているだけで、本来は支払う必要がないお金とも言えます。
現在では礼金を必要としない物件も増えています。仲介手数料は、部屋探しや入居にあたっての審査や大家さんとの交渉など不動産会社のサポートに対する費用です。賃貸契約を交わして初めて発生する費用ですので、納得いくまで内見や部屋探しなど行いましょう。このほかに前家賃や火災保険料などが掛かります。
このように様々な費用が必要になるため、事前にそれなりのお金を準備する必要があります。
契約時に必要な初期費用を安く抑えたい場合は、敷金や礼金を必要としない物件やまだまだ数は少ないですが、フリーレントの物件を探すのも良いのではないでしょうか。
契約更新時に必要になるお金
賃貸契約の期間というのは多くの場合、2年と定められています。この契約期間を迎え、契約を引き続き継続する場合に必要になる費用が、更新料、更新手数料、事務手数料などがあります。
更新料の金額は家賃の1ヶ月分である場合が多く、契約を更新する場合は支払う必要があります。もちろんこの更新手数料を必要としない物件もあります。この更新手数料というのは、法的に定められているものではなく、慣習などの影響が強いようです。関東や近畿では更新料を必要とする物件が多いようですが、関西では更新料を設定している物件はあまりないようです。
賃貸契約時に必要な費用でもあった、火災保険料も必要になります。火災保険料も2年更新なので、賃貸契約更新時に必要なお金です。連帯保証人ではなく、保証会社などを利用している場合は、保証料の支払いも必要になります。
更新料や事務手数料というのは、仲介などを行ってくれている不動産会社に支払うものです。金額としては家賃の半分ぐらいの金額である場合や、定額である場合が多いようです。
契約終了時に必要になるお金
契約終了時に必要になる費用は、契約内容にもよりますがクリーニング代や部屋の原状回復費用が必要になります。これらの費用に関しては、契約の際に敷金を支払っているのかどうかというのが大きく影響します。
敷金を支払っている場合、クリーニング代や原状回復費用を支払う必要がない場合もあります。この敷金と契約終了後に必要になる費用などに関しては、契約書などでしっかり確認を行いましょう。