賃貸物件① ~礼金問題で失敗しない部屋探し~
- 2018/8/14
- 敷金・礼金
家を借りる際、頭金や敷金、礼金、仲介手数料など、最初に支払うお金がたくさん発生して大変かと思います。そこで今回は礼金について、何に使われているものなのか、必ず支払わなければならないお金なのか、みんなが疑問に思っていることを一緒に見ていきましょう。
■礼金って何?
文字通り、おうちを借りる際に大家さんに支払う「お礼のお金」という意味です。敷金は、退去時に返金されますが、礼金は返金されません。最近では、礼金無し物件も増えております。
■関東と関西では礼金に違いがある!?
礼金の由来は東京にあり、関西には礼金を支払う習慣が無いのです。関西では、敷金と同じ意味で使われる「保証金」というものがあり、保証金の中に礼金が含まれていることも多々あります。
■いつ支払うもの?
初期費用として支払うのが一般的です。入居が決まり、契約を交わした後の決められた期間内に支払います。
※初期費用とは・・・敷金、礼金、仲介手数料、日割り家賃、前家賃、鍵交換費用、保証会社利用料、火災保険料を含む費用のこと
■礼金の相場はいくら
家賃の1か月~2か月が平均となります。家賃が10万円で礼金が2か月分ならば、20万円を支払う必要があり、その金額は返還されません。
■必ず支払わなければならないお金なの?
結論から言いますと、礼金は必ず支払う義務のあるお金ではありません。法律的に定めているわけでもありません。では礼金とはどこから来たのでしょうか。
戦争で住む家を失くした人たちが大家さんから家を借り、その時にお礼としてお金を渡したのが「礼金」として広まり、風習として残っています。そのため、礼金ゼロのところを借りたいのであれば、不動産会社に値引き交渉し、礼金ゼロで借りたい旨を伝えれば探してくれるでしょう。
■礼金の交渉のタイミング
礼金の交渉とは、必ず霜成功するものとは限りません。「マイナスポイント」がある物件なのです。交渉しやすい物件を例に挙げますと、
◎最寄り駅から遠い
最寄り駅から徒歩10分以上歩くところだったり、バスを利用しないと最寄り駅に着かない物件など
◎築年数が長い
築年数が15年以上経っている物件
◎1階にある
防犯上の問題や、道路などに面していることで騒音・部屋をのぞかれる問題があるため
◎空室が多い
貸主の収入がなくなるため、早く空室を埋めたがる傾向にある
◎周辺環境が悪い
近くに学校があってうるさかったり、墓地が近くにある。また、1階が飲食店のテナントになっている物件
◎専任媒介である
不動産業者が管理・所持している物件。大家さんと不動産業者の距離が近く、双方の付き合いが長い
■まとめ
礼金について、支払いのタイミングなどについてご紹介してきました。必ずしも支払はなければならないものではないため、交渉次第ではゼロが良いですね。しかし、礼金を支払わないことによってデメリットも出てくるため、次回は、「礼金 0 デメリット」についてご紹介しましょう。
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