正月や七五三、厄払いなどでお世話になるのが神社ですね。高津区の神社の一つとして溝口神社があります。
ですが、どの神社に共通して言えることですが、参拝マナーについて知らない方が意外に多いのは、神社へ行く機会が少ないからではないでしょうか。

■基本的参拝ルール

このルールについてですが、私たちが普段、正月などでお参りをするとき意外と知られていないでしょう。ここでは、順序を解説していきましょう。
鳥居に着いたら、自分の身の回りがきちんとしているかを確認します。なぜなら、神社は神聖なる場所であり、服装をきちんとしないと祭られている神様に失礼となるからです。その後、鳥居をくぐる際には軽く会釈をしておきましょう。これからお参りしますよ、ということを神様に告げるためです。

次に手を清める儀式についてですが、手水舎で行います。
◎順序
①右手に柄杓、左手は清める(洗う)
②右手は清めるが、その際、左手は柄杓を持つ
③①と同じ要領で、水は左手で受け止めてから口へと移してから清める
④左手のひらを清めた後、柄杓の向きを縦にしてから水を柄の部分に流し、元あった場所へと戻すと終わり

そして、参拝方法について説明します。
①姿勢を正してから再選を賽銭箱へ投入してから鈴を鳴らす
②姿勢をもう一度正してから、二礼二拍手一礼(礼を二回→拍手二回→礼を一回済ませる)で拝礼から退出
③鳥居をくぐる際、向きを変えてから軽く会釈したあとに神社を後にすれば参拝は終わり

以上の流れで、参拝はこれで終わりとなります。

■神社=厄年

神社で参拝をすると、厄年の相関図がありますね。私たちが一般的によく知る「厄年」は実年齢のことじゃないかとお思いでしょう。しかし、厄年は実年齢ではないことになります。
「あっ、俺今年42だから厄年じゃん」と厄年を気にする方だっているでしょうが、実年齢での42歳は、厄年などとっくに過ぎていることになります。

その疑問を解決できるのは、数え年なのです。実年齢に1プラスしたのが数え年ですので、今は42歳で厄年なのだと思っていても、実際は後厄を過ぎたことになります。
厄年は前から後までの3年間であり、その間はいつもより慎ましい生活をするのが望ましいとされているからです。

神社で厄払いをすることができるのは、厄年は数え年なのでその年になったら神社へ相談しなさい、ということになります。しかし、実年齢で対応している神社がありますので、この場合は、実年齢で厄年をカウントする神社へ事前に問い合わせておくとよいでしょう。

◎参考までに・・・
厄年にあたる年齢は以下のとおりです。
男性→前厄が24・41・60歳、本厄が25・42・61歳、後厄が26・43・62歳
女性→前厄が18・32・36歳、本厄が19・33・37歳、後厄が20・34・38歳

■本題　～溝口神社～

さて、神社の参拝ルールと厄年についてお話ししましたが、ここからは溝口神社についてお話ししましょう。この神社の周辺にある二子・御嶽・久地・久本・新城の5神社の宮司さんはこの神社の宮司さんが兼務していることから、川崎の神社の一部を溝口神社が中心となっています。

御祭神については天照大御神と日本武尊で、宝永5(1708)年に赤城大明神の造営をする際に修業したのがこの地でした。以来、赤城大明神として溝口村(今の溝の口)の人たちに親しまれるほどでした。

後年は人物分離により、伊勢神宮から御分霊を奉迎したことにより溝口神社と名を改め現在に至ります。

神社行事については定番の年末年始のおお祓いと初詣、七五三と酉の市等が行われており、特に初詣に関しては地域住民を中心に大勢の人たちでにぎわいます。
祈祷についても、交通安全や縁結びのほか厄払いや試験合格など様々な祈祷を受け付けています。

この神社の基本は安産と縁結び、子育てや家内安全がメインですので、これらの祈願をするための絵馬がしゃもじであることや、境内には長寿ケヤキや銀杏(垂乳根)と歯固め塚、親小楠があるのが特徴です。

【詳細情報】
◎住所
・〒213-0001 神奈川県川崎市高津区溝口2丁目25番地1号
◎お問い合わせ先
・044-822-3776
◎営業時間
・6:00～17:30
◎交通アクセス
・東京急行田園都市/大井町線 溝の口駅下車徒歩8分
・JR南武線 武蔵溝ノ口駅下車徒歩9分
◎備考
・駐車場有(12台収容可能)

■まとめ

溝の口の神社と参拝マナー、厄年について紹介してまいりましたが、神社参拝に関して皆さんは普段なかなか行く機会が少ないためか、意外と知らないことが多いと思います。参拝マナーについては、神社へ行く前に今一度チェックしてから訪れることをお勧めします。

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