渋谷まで20分、二子玉川まで2分、東急田園都市線と東急大井町線が利用でき、適度に緑もあって住みやすそうな街『溝の口』。JR南武線は『武蔵溝ノ口駅』。
駅前には、ノクティプラザ、マルイやドンキホーテもあり、なんでもそろいます。そんな『溝の口』の治安についてまとめていきましょう。

■パチンコ店や飲み屋街が気になるか
駅前は、複合ビルやペデストリアンデッキで整備され、きれいな印象になりましたが、パチンコ店や飲み屋街があり、そういった雰囲気が苦手な人にとっては抵抗があるかもしれません。
夜になると、『繁華街』といった空気が優勢になり、居酒屋やキャバクラなどの呼び込みがみられるエリアもあります。
“上品・おしゃれ”という評判が今ひとつ定着しないのは、こういった雰囲気から、「治安が悪いのではないか」、「ヤンキーのようなガラの悪い人がいそうだ」というイメージを持たれているからでしょう。
駅前の、パチンコ店、居酒屋、キャバクラがあるエリアでは、それなりに酔っ払いがいたり、怪しい雰囲気になったりしないとも限りません。
しかし、通勤帰りに居酒屋で食事を済ませてしまいたい人や、大人の遊び場歓迎という男性には気にならないでしょう。
女性の1人ぐらしなら、夜にそうした場所を通らないほうが無難でしょう。

■本当のところ治安はどうなのか
警察に届けられている犯罪数を見てみましょう。
溝口は、神奈川県川崎市の高津区にあります。川崎市は、蒲田方面、湾岸地区の川崎区から内陸に、向かって幸区、中原区、高津区、多摩区、宮前区、麻生区と7つの区に分かれています。
平成29年１～５月累月暫定値と平成29年３月の人口で、人口1000人あたりの犯罪発生数を求めてみました。
・川崎区：8.13件（人口増）
・幸区：6.18件（人口増）
・中原区：4.90件（人口増）
・高津区：3.96件（人口増）
・多摩区：4.10件（人口減）
・宮前区：3.75件（人口減）
・麻生区：3.30件（人口減）
昨年の同月から見た人口増減をあわせてみると、人口増でありながら、1000人あたりの事件発生件数が3件台になっているのは『溝の口』がある、高津区です。

（参考）神奈川県警
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesc0027.htm

■『溝の口』の治安は悪くない
実際の統計を見てみると、１月～５月の高津区の事件数429のうち311が窃盗です。
自転車多いことから自転車の窃盗、万引などが7割を占め、残りが粗暴犯などでした。
川崎市の中では、むしろ治安は良い方で、女性の1人ぐらしや、子供連れの時に繁華街を避けておけばそれほど問題があるとは思えません。
むしろ、神奈川県立東高根森林公園、川崎市立子ども夢パークなど、ファミリーで暮らすには良さそうですね。