仲介手数料、賃貸相場ならどれくらい?
- 2017/6/12
- 借りたい方
部屋探しをする時、検索サイトを使ったり、直接不動産屋にいったりする場合が多いですね。この時、不動産業者は、仲介手数料を取るのが一般的です。契約時の支払いにつきものの仲介手数料ですが、賃貸物件の相場はどれくらいなのでしょう?
■仲介手数料の上限は法律で決まっている
仲介手数料は、物件オーナーと入居者に、それぞれ請求することができ、どちらか一方に請求することもあります。
仲介手数の上限は、『オーナー、入居者、あわせて家賃1ヶ月分+消費税分』と宅建法で決められています。
家賃6万円なら、消費税8%で64,800円、消費税10%なら66,000円が上限となります。
仲介手数料の請求パターンとしては、ざっくり言って4つのパターンになるでしょう。
① オーナーからもらって入居者に請求しない⇒0円
② オーナーと入居者で折半⇒家賃6万円、消費税8%の契約で32,400円
③ 入居者に全額請求⇒家賃6万円、消費税8%の契約で64,800円
④ 定額制など違う料金体系で”仲介手数料“は請求しない⇒0円
番外編:不動産業者所有物件で直接取引なら、仲介手数料は発生しません。
③の場合も多く、オーナーから広告料をもらって、仲介手数料を全額入居者に請求になりますから、初期費用が大きくなり、入居者には負担です。
■初期費用を抑えたいなら仲介手数料ナシ
仲介業では、オーナーと入居希望者をマッチングし、契約条件を調整し、契約書を作成する労力を提供しています。
相応の仲介手数料を得ることは、正当な行為です。
けれども、どんな風に請求するか業者任せですし、この他に敷金礼金、引越し代などまとまったお金が出ていくのですから、入居者側からすると、キツイのは確かです。
①は、オーナーが契約を取りやすくするためにサービスで行っているケースがかんがえられ、入居者にとって初期費用の負担が軽くなるので、契約しやすくなります。
また、業者所有の直接取引になる物件を選ぶと、仲介手数料はナシですから、初期費用を抑えやすくなります。
■初期費用を究極に抑えるならゼロゼロ物件
初期費用には、敷金、礼金、消毒費用、鍵交換代、保証会社料金や保険料、仲介手数料、前家賃などが含まれます。
まともにすべてを合計すると、家賃数ヶ月分の費用になります。
家賃にもよりますが、安く見積もっても30万円から50万円ほどになるのではないでしょうか。
けれども、最近は、競争力アップのためもあって、敷金・礼金がゼロになる『ゼロゼロ物件』や、仲介手数料をあわせて無料の『トリプルゼロ物件』も登場しています。
上手にさがせば、初期費用をぐっと抑えて入居先を準備することができますね。