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マンション管理ニュース~サービスアパートメント
- 2017/9/11
- 貸したい方(オーナーさん向け)
マンション管理といえば、振込業務と日常の入居者対処が楽になる…そんな漠然としたイメージをもつ方が多いですが、最近は、住民サービスを含めた、より、収益性を追求した内容に進化を遂げています。サービスアパートメントなど、新しいタイプのマンション経営管理についてお話しましょう。
■ホテルとマンスリーマンションの中間的なサービス
外国人旅行者の急増と、民泊への規制などから、ホテルとマンスリーマンションの中間的なサービスの提供を「サービスアパートメント」として行う事例が増えてきました。
民泊は、Air bnbなどのインターネットサイト活用で急速に浸透しましたが、旅館営業法など他の法律との兼ね合い、トラブルの防止などでの問題も出てきています。
2017年6月には「住宅宿泊事業法」が成立し、2018年1月に施行予定となっています。
この法律では、年間180日を限度になりますし、今までの経営スタイルで収益をあげることが難しいケースが出てきそうです。
そんな中、滞在型の宿泊ニーズに応えるサービスを、賃貸業の延長として行う業態が注目を集めています。
ホテルのようなサービス付で家具設備付きの部屋を借りることができる「サービスアパートメント」です。
■外国人富裕層向けサービスアパートメント
今までのマンスリーマンションでは、他の不動産賃貸と比べて短期の契約を、家具付きで提供するものでした。
ここ最近注目の、富裕層向けのサービスアパートメントは、シーツの交換やクリーニングの取次、フロントサービスなど、ホテルのようなサービスがついていて、家具やカンタンな自炊設備も整っています。
すでに6,000戸以上が稼働しているともいわれています。
「住宅宿泊事業法」で180日までしか稼働できないのであれば、民泊ではない、「サービスアパートメント」のほうが、収益性をあげられるケースも出てくるでしょう。
利用者も、ホテルに泊まるよりは安く、自炊の自由度が高く、従来の賃貸契約のような高額な初期費用を抑えられるとなれば、メリットが大きいですね。
■マンション管理のこれから
賃貸や不動産売買の世界では、人口減少によって買い手市場に傾いて行きますし、より借りやすく、魅力的なサービスを提供していくアイディアが勝負の時代となります。
不動産を持っているだけでは資産価値を有効活用しているとは言えません。
管理のプロの手を借りながら、どのように生かしていくのか戦略的に考えることが必要です。
入居管理からリフォームまで、幅広い管理業務に対応してくれる管理業者とパートナーシップを組むことが重要になってくるでしょう。