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入居者トラブルの対処法は?
- 2017/8/29
- 貸したい方(オーナーさん向け)
賃貸経営をしていて問題になるのが、入居者トラブルです。アパートやマンションは、共同生活の空間ですから、ちょっとした感覚の違いからトラブルになる場合があります。入居者トラブルの事例を、対処法とともに見ていきましょう。
■騒音トラブル
・深夜に洗濯や掃除をしないでほしい
・テレビなどの音がうるさい
・走り回る足音が響くのでやめてほしい
・早朝の布団たたきをやめてほしい
生活音と呼ばれるものは、音を出している本人は気づいていないことも多く、常識的な範囲のものであれば、折り合いをつけながらやっていくしかない面があります。
大変繊細な入居者がいて、一般常識よりも数倍の反応をしてしまう方もいて、どちらが悪いといった扱い方をしないように気を付けなければなりません。
■ごみ出し・共有スペースのマナー
・分別やゴミ出し時間などルールを守らない。
・ごみをベランダにためていて、においがする。
・共有通路に個人の持ちものを置いていて邪魔。
同じ建物に暮らしていると、きれいにきちんとしたいという人と、ずぼらでルールが適当になってしまう人との間でトラブルになりがちです。
清潔で安全な環境を保つことは、管理者の責任です。入居者が気持ちよく暮らせるように動かなければなりません。
■入居者トラブルの対処
直接管理なら大家さん、管理会社が請け負っているなら、管理会社が対処します。
①掲示物でのお知らせ
②聞き取り調査
③状況によって当事者へのお願い
時折、クレームを言った後、迷惑行為をやめるようにきっちり話をつけてくれることを期待する入居者もいますが、あくまでも、共通のルールを守って、他の住人を思いやっていただけませんかとお願いする流れになります。
このとき、当事者同士が直接話し合うと、ヒートアップしやすく、感情的になることがありますから、避けた方が良いでしょう。
冷静に契約ルールに立ち返って、周りを思いやって暮らすように仕向けることが大事です。
そうした意味で、大家さんよりも管理会社が対応した方が向いてるかもしれません。
■退去者を出さずに丸く収めたい
オーナーとしては、退去者を出さずに丸く収めることが目標になります。
迷惑行為をしている入居者を責めて追い出してしまうのは、空室期間を作ることになります。
また、後味の悪い退去の後は、恨みを買ったり、残った入居者同士の雰囲気が悪くなったりして、続けて退去者出る場合もあります。
常識を逸脱した明らかな迷惑行為は、そうありません。
管理会社に対応してもらう場合は、感情的な部分は置いて、契約上のルールを使って対処していくので、退去者を出しにくいのです。