敷金、礼金、仲介手数料の意味合い
- 2018/9/26
- 敷金・礼金
皆さんが物件を借りるとき、不動産貸家などに支払うのが敷金礼金と仲介手数料ですね。最近ではこれらがない物件が増えています。では、敷金と礼金、仲介手数料の現在の位置づけはどうなっているのでしょうか?
■敷金
入居時に払い、退去時に全額戻ってきます。借りた物件を大事に住めば全額返ってきますが、過失による破損や家賃滞納などが認められた場合、敷金は一種の保険となり、これらの費用へ割り当てられます。入居した以上は大事に使いましょう。
余談ですが、敷金が個人向けであるのに対し保証金は事業者向けで物件入居時に支払うお金です。基本的には敷金と変わりませんが、借りる側の立場が異なるものだとお思いいただければ幸いです。
結論から言うと、敷金そのものは預かり保証金のようなものであり、入居者が退去の際、破損などをした場合に敷金は戻りませんが、経年劣化などといった事象に対しては、物理的に自然劣化になる為、入居者の責任ではなく大家さんが負担する部分となります。
■礼金
大家さんに入居してくれてありがとうございますという、一種の誠意で支払うお金であり、退去時には戻ってきません。地域ごとによって入居時か更新時に払うところもありました。大家さんにとっては収入減の一つになったのでしょうが、それは遠い昔の話です。
今では住居も豊富になり、礼金という意味合いそのものが薄くなってきました。そのため礼金を省略する物件が増えるようになり、将来的には礼金という制度が無くなるのではないかと言われてもおかしくない時代ですし、遠い過去の話になるのは時間の問題でしょう。
■仲介手数料
不動産会社へ払うお金で、物件を紹介したうえで入居までさせてもらえてありがとうございますという、ユーザーが不動産会社へ払うお礼という名の誠意のひとつです。不動産会社にとっては「収入減」の一つでもあるのです。
確かにユーザーからすれば払いたくないのは本音でしょう。しかし、冷静になって考えてください。物件の写真撮影や状態の確認など皆さんに提供するため日々の努力をします。手間暇かけて仕事をしているのですから、そのお給料だと思って払ってあげるのが親切です。
最近では、仲介手数料がかからない物件も増え、大家さん側からすれば空室リスクを回避する代わりに仲介手数料を省略した物件があるので、その意味合いもいずれは大きく変わっていく事でしょう。
敷金と礼金、仲介手数料についておさらいの意味で紹介してまいりました。皆さんが不動産会社で物件などを探す際、これらの意味について考えながら物件を探してみるのもいいでしょう。
川崎エリアのお部屋探しは、地域に特化した桜華ハウジングにお問い合わせください。
http://www.ouka-housing.co.jp/