敷金と更新料の違とは?
- 2018/5/28
- 敷金・礼金
敷金も更新料も賃貸物件を借りる際に大家さんへ支払いするもので、どういった違いがあるのかご存知ですか? ここでは賃貸住宅を借りて数年たつと途中でやってくる、更新月に発生する更新料について見てみましょう。
■更新料とはなにか
一般的な賃貸住宅の場合、2年で賃貸契約を結びます。部屋を借りると2年間すむことができるというわけです。。さらに住み続けるために契約したい場合、契約の更新をしないと住むことができません。この時、更新料を請求されるのです。
■更新料は敷金に相当するの?
敷金は賃貸契約を終了する際に、部屋の原状復帰に関する清算をしたあと、ある程度戻ってくる可能性もありますが、更新料は礼金に相当するものとなります、そのため契約期間満了時に何らかの形で戻ってくることはありませのでご注意ください。
■更新料はいくら請求されるのか?
請求される額は家賃の1~2か月分が相場となっています。賃貸住宅の契約期間が終わりだと不動産会社または、大家さんから連絡があると思います。
大家さんに支払うものが更新料ですが、入居されている方と大家さんの間を仲介してくれる更新手続きを不動産会社が更新の業務をこなすために、更新手数料や更新事務手数料が必要になる場合もあります。おおよそ1万円から数万円が相場となっています。ただし、首都圏になると大家が受け取った更新料の中から不動産会社に手数料などとして支払うことも多くなっているため、入居されている方が更新事務手数料を払う必要がないケースもあります。
尚、基本的に更新料は更新月を過ぎる前に新たに部屋を借り、引っ越しするのであれば発生しませんのでご安心ください。
■更新料に支払義務があるのか?
礼金に似ているかもしれませんが、慣習となり定着しているお金です。法律では更新料はきまっているお金ではありません。賃貸契約書をみれば一目瞭然です、最初の契約書に契約を更新する場合、更新料が必要という文言が書かれていれば、払わないといけないお金となります。逆に書かれてなければ、支払い義務はありません。
更新料払う払わないは、賛否両論ありますが、更新料を支払わなくてもいい賃貸もありますので、物件を選択する際の条件に含めて探してみてはいかがでしょうか?
■更新料払わなくていい物件があるってホント?
結論からいうとそういった物件もあります。いわゆる都市公団の物件です。また住宅金融公庫融資物件と書いてあるものもあります、こちらも同様に不要です。
また、そういった特殊な物件でない場合でも、大家さんや管理する不動産会社、地域によっては更新料が発生しない場合もありますので、現在住んでいる賃貸物件の契約内容が、どのようになっているのか、確認することをお勧めします。これからお部屋を借りるという方も、更新料の扱いについて、事前相談しておくことで、納得のお部屋探しとなるはずです。