敷金や礼金に仲介手数料ってどんな費用?
- 2018/1/16
- 敷金・礼金
敷金とはどういった性質のお金なのか?
敷金とは、家賃などの債務の担保として一時的に預けておくお金の事です。家賃の不払いなどがある場合、敷金で補填されます。
また、部屋の原状回復費用や入居者の過失などで修繕が必要な場合も、敷金から原状回復費用や部屋の修繕費が賄われることになります。
家賃の不払いもなく、部屋を通常使用していれば原則全額返還されるお金です。家賃の不払いなどに関しては、基本的に敷金が当てられますが、原状回復費用や修繕費に関しては物件ごとに異なります。退去後の部屋のクリーニング代も敷金から補填される場合もありますし、別途クリーニング代が退去時に請求される場合もあります。
こういった物件ごとに敷金の取り扱いや、退去時の費用負担が違うためトラブルになることが多いのが現状です。こういったトラブルが多いこともあり、国土交通省が敷金の返還に関するガイドラインを設けています。賃貸契約を交わす際に、契約内容とガイドラインを照らし合わせ、不明な点や疑問に思うことなどある場合は、しっかり契約前に確認を行いましょう。
昔からの慣習である礼金
礼金とは、昔からある慣習で、部屋を貸してくれた大家さんなどに感謝の気持ちを込めて渡すお金の事です。大家さんと入居者の関係は現在と大きく異なり、昔は下宿やアパートで入居者が大家さんに面倒を見てもらうという慣習があり、渡されていました。
現在そういう意識で部屋を借りている方はほぼいないのではないでしょうか?それにも関わらず、礼金が現在も残っているというのは疑問を抱きます。物件によって異なりますが、家賃の1~3ヶ月かかります。決して安い金額ではないので、礼金を必要としない物件を探すのをおすすめします。
仲介手数料は何のために支払うの?
私たちが不動産会社に行き様々な物件の相談を行います。不動産会社の方々は、希望条件に合った部屋を探してくれたり、内覧をしてくれたり、様々な契約書類を揃え手続きを行なったりしてくれます。
入居にあたっての審査に、時には大家さんに様々な交渉を行ってくれる時もあります。そうした不動産屋が行うサポートに対して支払う費用が、仲介手数料です。
その他の初期費用
賃貸契約をするにあたって、損害保険に加入する必要があります。火災や水漏れなどのトラブルに備えるもので15000円~20000円程度かかります。不動産会社などで保険が案内されるので、そのまま加入して問題ありません。
また、必ず必要というわけではありませんが、保証料が必要になる場合もあります。家賃保証会社などを利用する場合に支払うお金で、家賃1月分+共益費0.5ヶ月分程度の費用が掛かります。