敷金と礼金と管理費のあれこれ
- 2019/2/27
- 敷金・礼金
皆さんが物件を借りるときにかかるのが各種費用ですね。その中からマンションやアパートなどの、賃貸物件を借りるときに必要なのが、「敷金」と「礼金」と「管理費」です。今回はこれらの話について説明していきましょう。
■「敷金」って?!いまさら聞けないかも・・・
「敷金」って何ですか?と聞かれる方もいると思いますので、ここで解説します。「敷金」とは、マンションやアパートなど賃貸物件を借りるとき、大家さんに払うお金のことです。しかし、そのお金は一時預かり金のようなものです。
もちろん退去する場合に返金しますが、それは普段通りに生活した後の話です。経年劣化程度しか損傷していない場合や、家賃滞納がない場合の話であって、「故意損傷」や「家賃滞納」があった場合はその分差し引かれます。
相場に関しては、家賃の1~2か月程度とされています。
■「礼金」って何ですか?!
この制度に関しては地域差などありますが、昔は住宅不足だったのか、大家さんに部屋の一室を融通してもらい、住む人が大家さんに対するお礼として払ったのが「礼金」でした。物件を解約したり、契約年数満了で退去するときなどであっても、一切お金を返してもらえないのが「礼金」です。
大家さんに対する誠意という位置づけだった「礼金」制度でしたが、最近ではこの制度の意味合いが薄れていき、不動産会社に払うお金へと意味合いが変わったものの、「礼金」そのものがない物件も増加しています。そういう意味でも、「礼金」制度は死語になりつつあるのかもしれません。
なお、相場については敷金同様、家賃の1~2ヶ月程度です。
■そして「管理費」
今回のテーマの一つとなる「管理費」ですが、玄関ホールなどの共用部分の維持管理に必要な費用や、管理人さんを雇うための人件費がこれに該当します。共用部分の清掃をするのに業者さんに依頼した場合、その担当さんの人件費などを支払う際にも「管理費」が活用されています。
共用部分については、照明やエレベーターなどの電気代を払ったり、電球が切れた時はその都度交代したりする際に必要な金額です。考え方としては別物だと思われがちですが、実質的には「管理費」として扱われていることがあります。
家賃とは別に支払うの?とお思いでしょうが、家賃そのものに「管理費」が含まれています。皆さんが納める家賃の一部から捻出されるのは、ほかならぬ「管理費」であり、そのお金の中から共用部分の電気代や電球代、清掃代や管理人さんの人件費などと細分化されるからです。
■まとめ
「敷金」や「礼金」は家賃に相当する額となりますが、その家賃の中には「管理費」が含まれています。物件を借りる際、「敷金」や「礼金」、「管理費」などの各種費用の項目をチェックしましょう。「管理費」は家賃にどれだけ含まれているのか、不明点があれば不動産会社のスタッフに質問しましょう。
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