敷金0物件を借りたはいいが・・・~退去時の負担額はいくらなの?
- 2018/11/20
- 敷金・礼金
多くの物件は敷金や礼金が伴います。そのうち敷金はきれい且つ普段通りに住めば手元に戻ってきます。しかし、それらが無い物件は中に存在します。その物件を借りたとした場合、退去するときにかかる金額はどの位必要なのでしょうか?
■退去時に気を付けること
実際に敷金・礼金0の物件に住むとしましょう。敷金と礼金が出ない分にはありがたいのですが、問題はここからです。
◎そんなのあり?
場合によっては消毒料金も負担する事があります。普通はそこまでやらなくてもいいのに、と思いますが、表向きは害虫退治でも不動産屋に利益をもたらすための「からくり」となるわけです。
消毒は一般的に任意として扱われます。部屋にゴキブリが出たとしても、実際に駆除するのは住む側ですので、よほどのことが無い限り「おかしい」と認識しましょう。
◎ちゃんと測ってるのか?
もちろん、物件から最寄り駅までの距離の話です。不動産会社はその物件における交通事情が悪いという印象を持たせないため、最寄り駅までの距離をどんぶり勘定しておおよその時間を書いているケースがあります。
実際に測ったらそれ以上かかった、という物件も見受けられます。最近では距離測定をしてくれるサイトがありますので、実際の距離を測ってみるのもいいでしょう。もちろん、サイトだけでなく自分で所要時間などを測定するのも、散歩を兼ねてという意味でも一つの手です。
◎ルームクリーニング
敷金・礼金が出る物件の場合、退去時に必要と判断された場合のみに適用され、常日頃の掃除をやっているとそれを低減する事が出来ます。
しかし、これらが0円物件は当然ながら退去の際に負担しなければならない項目ですし、物件によりけりですが費用は割高です。
それだけならまだしも、自己過失で壊してないところまで請求され、普段通り住んだつもりでもいきなり実費負担を申し出たりすることがあります。こういうケースも、契約時における特約事項として取り扱っているのが実情です。
■対策としては・・・
これらの対策方法としては、契約前に前もって、退去時における負担費用を確認することです。ハウスクリーニングなど実費負担となる部分はどのくらいかかるのか、また、これらは退去時に支払うのかどうかという事を、不動産会社に質問しましょう。
不動産会社から実費負担にかかる費用を確認し、その費用を退去まで貯金した後一気に支払うのも一つの手段です。それでも足りない部分は追加で支払いできます。トラブルさえ起きなければこれは有効な手段ですが、どうしても納得がいかない場合は国民生活センターや法テラスへ問い合わせましょう。
上記の手段以外にも、まずは契約をする前に一度契約書をよく読んでおく事です。退去時における費用や違約金の項目については重要な項目となり、安くてお得だから即決せず、まずは一度思いとどまる勇気が必要です。契約書などを熟読し、周りの人たちの意見を取り入れ、よく考えてから借りるか否かの決断を下すのがトラブル回避の近道です。
川崎エリアのお部屋探しは、地域に特化した桜華ハウジングにお問い合わせください。
http://www.ouka-housing.co.jp/