部屋探しの優先順位が、素敵な物件探しのカギを握る

学生さんは新入学、社会人になる方は入社を前に新たな土地での生活を始めますが、物件を探すときには理想を抱いていることでしょう。しかし、その理想は正しいものでしょうか?
物件を探すとき、優先すべき順位とは何かについて紹介します。

■自分の収入と相談せよ!

社会人の方は、特に注目すべき項目ですね。学生さんについてはアルバイトの給料や親からの仕送り、場合によっては奨学金などを合算することになりますが、基本的には家賃は1/3程度あればよいとされています。

見栄を張って家賃がすごく高い物件に住んで、自分がセレブだとみんなから思われたい気持ちはわかります。しかし、収入や仕送りだけでは間に合わず、禁断の手段の消費者金融などに手を出し、最悪の場合は自己破産になるという危険性が高いです。なので、家賃に関しては前述通り収入に対して1/3程度を考えるといいでしょう。

■最寄り駅は学校や勤務先とのバランスを考えよう!

新生活を迎えるのであれば、会社や学校がある場所からなるべく近いところが望ましいでしょう。満員電車の混雑から解放されたいでしょうし、女性の方は帰宅時、夜遅い場合など歩く距離は短い方がよいでしょう。

しかし、その条件を満たす物件が限られている場合、家賃の高価格化を招きかねませんし、人気物件はすぐに決まってしまいます。そうなると、多少の通勤時間と混雑は目をつむることになりかねませんので、早めの情報収集をおすすめします。

勤め先や学校から15～20分程度の距離の駅を複数選んでからの物件探しをすると、希望の部屋と出会える確率は高いでしょう。

■間取りはこれなら納得!

さて、家賃と最寄り駅はこれで落ち着きましたが、あと一つは間取りです。

ただ広ければよいという考えもいいのですが、住んでからのことを想像するとよいでしょう。例えば、家具や家電を置いてみるとどうでしょうか?それだけで場所を食いますし、
コンセントの場所などで配置が限られて、「思っていたよりも違うじゃん!」となるかもしれません。
借りたあとにそうなっても、簡単にまた引っ越しすることは難しいです。

そうならないためにも、家電や家具の大きさは前もって測ってから、内見の時に部屋を実測して、「これなら問題ないな」と納得するのがベストです。

それ以外なら、物件の種類やその築年数、ネット環境の有無(ない場合は工事)等にもこだわってみるのもいいでしょう。

■女子の場合は、この点にも気を付けよう!

女性版・部屋探しのポイントについて紹介します。

①駅が近くにあればよい
駅から離れたところにあるアパートでは、夜道が一番のネックとなります。駅から近い物件(なければ、バスに乗っていける距離でなおかつバス停から近い場所)に的を絞ってみましょう。

②バス・トイレは別に分ける
これは女子にとって理想の物件ですね。洗面所に関しては、化粧をするときに独立した空間があれば落ち着いてできますね。

③部屋の場所は2階以上あればよい
自分が住む予定の部屋についてこだわるなら、1階は確かに便利ではありますが、防犯上リスクを抱えることになります。
2階以上のフロアが理想ですが、マンションやアパートの端をよじ登って侵入しやすいというリスクも伴うので、内見の際にはマンションやアパートの周辺も見学しましょう。

④セキュリティ面
女性の一人暮らし、場合によっては危険性が高いとされています。1階の玄関ロビーには防犯カメラやオートロック、インターホンなどセキュリティ面が充実していれば問題ありません。