知っておきたい敷金と清掃費の関係
- 2018/7/4
- 敷金・礼金
今、この記事を読んでいる方で、引越しの手続きを進めている最中の方、もしくはこれから引越しをされる方「原状回復がありますので、敷金から差し引きますね」と、いう話を不動産会社、もしくは家主さんとやられているのではないでしょうか。さて、ここでは敷金と清掃費についてみていきましょう。
■そもそも敷金って?
一言でいうと「担保金」です。部屋を退去するときの原状回復費用(故意で傷などをつけてしまった場合、借りる前の状態に直す費用)や、賃料その他、賃貸借契約上の債務を担保する目的として、入居前に預かっておくお金のことです。賃貸で借りた部屋は、退去するときに原状回復するのが通常になっていて、その時に、お金を払うのではなく、敷金から充当するというのが、一般的なルールです。そのために、事前に預けておくのです。
■敷金から差引かれる清掃費とは
入居するときに契約書で『特約条項』という説明がなかったでしょうか。その特約で、「ハウスクリーニングは入居者負担です」と記載されていることがよくあります。その特約の有効性が昨今では問題となることが多く、敷金返金のトラブルが多くみられます。ここでは、過去の敷金をめぐるトラブルでの裁判の判例から、ハウスクリーニングが入居者負担になるのかという項目を以下に記載しました。
◎入居者がハウスクリーニングの費用負担を了承している。
◎契約書でハウスクリーニング費用が入居者負担であることが説明されている
◎専門業者に依頼しなければならないほど汚れている
この項目をすべて満たした場合『特約』は有効となります。この内容からもわかるとおり、契約段階で、説明を受け署名捺印し、退去時に清掃をしていなかった場合は、ハウスクリーニング費用は借主負担となるのです。
■入居時から清掃はしておこう
上記にもありますが、専門業者に依頼しなければならないほど汚れていると判断されれば、清掃費が敷金から差引かれます。では、どの程度清掃をしておけばよいのでしょうか。
◎トイレ
あまりにも、汚れすぎていると原状回復の対象になってしまう場合があります。便器本体や、蓋、便座の裏、床、壁をしっかり掃除しておきましょう。
◎お風呂
常に掃除を心がけていれば良いのですが、水垢やカビなど入居者負担になる場合とそうでない場合があります。換気をおこない、カビの発生には注意が必要です。
◎床(フローリング)
床が濡れている状態で放置しておくと、ホコリが溜まってしまいます。水拭きした後は乾いた雑巾で拭くようにしましょう。
■まとめ
今回は、敷金と清掃費についてまとめてみました。以上のことから、借りたお部屋は契約が終了するまできれに使っていきたいものですね。
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