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入居者とのトラブル~対策と対処法
- 2017/9/13
- 貸したい方(オーナーさん向け)
賃貸経営では、入居者とのトラブルへの対応力が入居率に影響してきます。物件が住みやすく快適だという条件には、ほかの住民、管理者との良好な関係や信頼感を維持することが大切です。入居者とのトラブル対策と対処法についてお話しましょう。
■退去を出さない対処法をとる
入居者間のトラブルに発展しやすい事例としては、「騒音」「共有スペースの使い方」「ゴミ出しルール」「におい」などがあります。
問題の対処法を間違えると、クレームを訴えた側、クレームの対象になった側のどちらも退去となり、空室率が上がることになります。
ここは、クレーム内容のレベルによって退去もやむなしとすべきかの判断が重要になってきます。
悪質な迷惑行為を繰り返す場合には、穏便に退去してもらうのが良い場合もありますが、退去が出ない解決法がのぞましいというわけです。
いきなり当事者同士の話し合いというわけにも行きませんから、管理者が間に入って事情の聞き取りを行ったうえで、契約事項に基づいて理解をお願いする進め方がベストな方法になってくるでしょう。
感情的な内容に傾けば話がこじれる傾向があります。
「入居ルールを守ってください」と、粘り強く交渉していくことが大切です。
■管理会社はトラブルに強い
「建物の管理はオーナーの責任」という入居者心理がありますから、オーナーがトラブル対処に当たる場合、感情的になって、無茶な要求を突きつけて来る可能性があります。
実際、自分の価値観だけで相手を避難しまくり、冷静ではなくなってしまうと、オーナーとの直接交渉はキケンです。
感情的な部分は受け止めつつ、契約・ルールに照らし合わせて、納得してもらうことが解決につながります。
クレームを付けている方、つけられた方、双方の納得をどのようにえるのかが入居者トラブルの解決のポイントです。
管理会社では、法規や契約に関する知識を持った専門家を擁していますし、オーナーに対する感情的な不満をかわす効果がありますから、最善の方法で解決してくれることでしょう。
■管理会社の選び方
建築や設備、契約法規の知識が十分なオーナーが、粘り強く対処しなければならない事案にも時間を使うことができるのなら、自身で入居者に対応し、修繕業者の選定、連絡、入金確認や支払いなど、たくさんの業務をこなすことできるでしょう。
でも、サラリーマン大家をしている場合や、所有戸数が事業規模になれば、オーナーだけでは入居者の満足が得られる管理が難しくなります。
入居者の要求を丹念に聞き取り、契約・ルールにもとづいて、納得してもらえる対処をしっかり行ってくれる管理会社をパートナーに選びたいですね。