引っ越しの際、役所や公的機関で行う手続きを忘れてしまうと、何度も役所や関連機関を往復することになります。面倒でも変更手続きをしなくてはならない必要な書類などを調べていきましょう。

■役所で行う手続き

◎転出届・転入届
転出届は住居を変更する前市区町村の役所で行います。転入届は新しく入居する市区町村の役所で行います。

◎住民登録（転出届・転入届）
元の市町村役所で転出証明書を交付してもらいます。転入届は新住まいの役所に転出証明書の交付後14日以内に提出（届出）する必要があります。転出と転入が同じ市町村の場合は転出・転入手続きを同時に行うことが出来ます。

◎印鑑登録
新住居が住んでいた市区町村以外の場合は印鑑登録をする必要があります。新住居の市区町村役所に転出届けを提出することで、旧住所の印鑑登録も廃止となりますが、安全のためには廃止届けの提出と印鑑登録証(カード)の返却はするようにしましょう。

◎国民年金保険
新住居の役所で転入手続きを行う時に、年金手帳も住所変更手続きを行いましょう。厚生年金に加入している方は職場で手続きして下さい。

◎国民健康保険
旧役所で返納手続きを行い、新住所の市区町村で交付手続きを行います。

◎転校手続き
公立の小・中学校の市区長場合は転出校で、「在学証明書」「教科書給付明細書（小・中学校）」の発行を受け新居住地の役所に提出します。役所（市区町村）によって指定する箇所が異なる為前って連絡する必要があります。

私立の中学校や、高校（私立・公立）に転校する場合には、編入試験等もがありますので、なるべく早く、転入希望校に連絡するようにしましょう。

◎ペット等の登録
旧住所の役所で廃犬届（住所変更）を提出し、新住所の役所で鑑札を提出し、再登録手続きを行います。市区町村によっては手続きが異なることもありますので、役所にお問い合わせ下さい。

■役所以外の各種手続き

引越しの際には役所以外の手続きも数多くありますので、その一部も併せて確認しておきましよう。

◎郵便局での手続き
郵便物の転送手続きを行います。住所変更届で書類に新・旧住所を記入します。届出を出した日から１年間は無料で新住所に転送されます。雑誌等の定期購読をしている場合は、業者元に住所変更を伝えるようにして下さい。

◎警察署での手続き
新住居の都道府県の警察署で運転免許証の住所変更を行います。その際、運転免許証と住民票、写真（都道府県の変更時）を持って行きましょう。

◎陸運事務所での手続き
新住所の陸運支局で自動車の登録変更手続きを行います。所有者・使用者の車検証、新住居の住民票、印鑑（認印）、車庫証明が必要になります。

◎その他の手続き
電気、電話、ガス、水道、インターネット、新聞、牛乳、保険等の住所変更は必要になるでしょう。電話での手続きも可能ですが、ガスの手続きに関しては立会いが必要ですので、あらかじめガス会社に連絡しておきましょう。

■まとめ

引っ越しの時にはいろいろと沢山の手続きが必要になりますので、引っ越しチェックリストを作って確認するようにしましょう。

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