人間関係の希薄化と引っ越しの挨拶回り!! 挨拶の際に渡すものは何がいいのか?
- 2018/4/17
- 引っ越し
大切なご近所との関係
近年日本ではご近所や地域の住民の関係性が希薄になっていると言われています。
こうした人間関係の希薄化は昭和から平成にかけて、徐々に表面化してきました。昭和など一昔前であれば、料理などを行っている際に、何か調味料が無い場合、隣やご近所の方に声をかけて借りるというのが当然でした。
しかし現在そういった事を見かける機会はほとんどありません。これには、世の中が便利になったという背景があります。24時間空いているお店が必ずあり、どの時間帯でも購入しようと思えば買うことが出来るため、ご近所に声をかけて借りる必要がなくなったのです。
人間関係の希薄化=世の中の利便性の向上という背景があり、困ったときに人に頼る必要性が無いほど、世の中が便利になったともいえます。便利さや機能的な事を求めれば求めるほど、世の中は効率化され、機械化されていきます。こういった世の中では、人間関係が希薄化していくのは、必然ともいえる事です。
コミュニティの変化
昭和の時代のコミュニティといえば、ご近所でした。毎日のように井戸端会議が行われ、困ったときには助け合う世界がそこにはありました。しかし、現在はインターネットの発展と普及に伴い、外に出なくてもインターネットの世界であらゆる世界の人々とつながることが出来ます。
そういった意味では狭い近所の中でしか成り立たなかったコミュニティが、グローバルな世界規模に変化したともいえるのです。そういった意味では、一見人間関係が希薄化しているようでも、それは私たちの目に見える範囲内での話で、現実はグローバルな人間関係へと発展を遂げているといえます。
引越しとご近所関係
引越しをした際、ご近所に挨拶をして回るという習慣は薄れつつあるようです。昭和の時代であれば、両隣はもちろん、場合によってはかなりの広範囲にわたって挨拶をしていたようです。それほどご近所付き合いが大切だと考えられていました。しかし、便利になった現在、困ったときも近所の方などに頼らなくても解決できるようになったため、こうした挨拶回りに価値を感じないため、挨拶を行わない方も増えています。
しかし、賃貸物件などの場合、顔を合わせる機会も多く、生活音のトラブルなどを回避する意味でも挨拶をしておいた方が良いでしょう。顔を知っているだけで、相手の印象も変わってきますし、人間関係を良好に保ちやすく、多少の事ではトラブルになりにくいという事もあります。挨拶の際に、何を渡すかは基本的に関係ありません。高いものである必要もなく、近所で購入できる菓子折りでも問題ないでしょう。
大切なのは、顔を合わせ挨拶することで、お互いの関係を良好なものにしやすくするという事です。トラブルはないに越したことはありませんので、引っ越しをした際は、挨拶を行いましょう。