礼金って毎月支払わなくてはいけないお金なの?
- 2018/4/13
- 敷金・礼金
礼金ってどんなお金?
礼金とは、昔からの慣習が現在まで残っているもので、現在にはそぐわず支払う必要のないお金です。
だからといって、支払いを拒否することは難しいのですが、戦後日本は住宅が不足している状態にあり、お部屋を借りたくても簡単には借りられない状況がありました。
そういった際に、大家さんに対して「お部屋を貸してくれてありがとう」という気持ちを込めて支払われていたお金のようです。
その慣習が現在まで残っているだけのようです。
現在は2011年からの人口減少と、少子高齢化などの影響もあり、世帯数よりも物件の数の方が上回っている状態にあります。
戦後のような住宅不足とは、まるで反対のような状況にあり、そういった中で礼金の存在というのには疑問を感じます。
礼金は初期費用の中に含まれるお金で、毎月大家さんに支払わなくてはいけないようなお金ではありません。
最初の賃貸契約時に支払うだけで、1回支払ったらそれ以上支払う必要はありません。
礼金の地域による違い
礼金はもともと法律などで決められたものではなく、慣習が現在まで残ってきたものなので、地域によって礼金の取り扱いに差があるようです。
一般的に北海道や青森、山形などは礼金が必要な物件はかなり少ないようです。特に北海道はほとんど見かけないようです。
関東甲信越地方になると、ほとんどの物件に礼金が設定されているようです。
敷金のトラブルなどにより敷金が必要な物件が減ったことで、以前に比べて礼金が必要な物件は減少傾向にあるようですが、まだまだ礼金が必要な物件は多く存在します。
関西地方では礼金ではなく、保証金もしくは敷き引きなどに変わります。
四国や九州、沖縄地方は比較的礼金が必要な物件というのは少ないようです。
礼金は必ず支払わなければいけないのか?
礼金は法律で決まっているものではなく、あくまでも慣習が現在まで残っただけです。
では実際に支払わなくて良いのかというと、そういうわけではなく、支払わない限り部屋を貸してはくれないでしょう。
部屋を借りたいのであれば、礼金を支払うしかないのが現状です。
しかし、礼金を0にしてくれませんかなどという交渉は可能かと思います。
特に不動産業界の閑散期であれば、交渉のしてみる価値は高いでしょう。
礼金が0というのはもしかしたら難しいかもしれませんが、2ヶ月だったのが1ヶ月になったりはするかもしれませんので、交渉してみましょう。
礼金などの初期費用が高い場合は、クレジットカードで支払える物件を探すか、敷金礼金不要の物件を探しましょう。