敷金から差し引かれる掃除費の相場って?
- 2018/4/12
- 敷金・礼金
敷金から差し引かれる掃除費用
敷金とは入居者が家賃を滞納してしまった場合や、部屋を汚してしまったり壊してしまったりした場合に充てられるお金です。
賃貸契約時に初期費用としてあらかじめ家主に預けておくお金です。
通常使用をしており、家賃の滞納や部屋に酷い汚れや傷が無ければ、原則全額返還されるべきお金でもあります。
しかしこの敷金には特約という事項が設けられている場合もあり、通常使用であれば原状回復費用やハウスクリーニング費用は家主負担なのですが、特約事項により入居者負担になっている場合もあります。
一般的なハウスクリーニング費用の相場
このハウスクリーニング費用は部屋の作りや間取り、地域や退去時の部屋の汚れ具合などによって変わってきます。
ワンルームから1DK 20000円~35000円程度
1LDKから2LDK 30000円~70000円程度
3LDKから4LDK 50000円~110000円程度
5LDK以上 100000円以上
一般的なハウスクリーニング代の内容
・レンジフードの汚れ取りやシンク磨きなど、キッチン全体のクリーニング
・換気扇や浴槽下を含む浴室全体のクリーニング
・トイレ全体のクリーニング
・窓ガラスや網戸のクリーニング
・下駄箱の中を含む玄関のクリーニング
・部屋全体のクリーニング
・照明やカーテンレール、ベランダのクリーニング
・フローリングのワックス仕上げ
これらのクリーニング作業の他に、一般的な掃除とは異なる殺菌消毒や特殊な薬剤などを用いた作業等も含まれます。部屋の汚れ等によって作業内容は異なります。こういった特殊な作業が含まれるので、ある程度の費用が掛かるのです。このハウスクリーニング作業にかかる期間は、通常1日から2日程度です。畳の張替えや壁紙の張替えなどが必要な場合は、これ以上の日数を要します。そういった事から、どんなに入居者が大掃除をしたとしても、敷金から差し引かれてしまう事があるのです。
特約事項にハウスクリーニング代金などが記載されているはずですし、契約の際に必ず説明があるはずですので、しっかり確認を行いましょう。敷金が不要な物件であれば特約を設けているのもある程度納得いくのですが、中には敷金と敷金特約をどちらも設けている場合があります。こういった場合は、出来る限り敷金が返還されるようにしなければいけません。敷金から差し引かれた場合は、内容などしっかり確認を行い必要以上にお金を支払わない様にしましょう。